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テレビ局の裏側

2010年02月03日 · コメント(0) · メディア

テレビ局の裏側の著者、中川勇樹はフリーのテレビディレクター。ニュースなどを中心に幅広いジャンルの番組に関わっています。
著者は思うところあって安定しないフリーの道を選んだようです。
その「思うところ」がこの本の中でも所々見てます。本の内容はテレビ局の裏側、というよりも舞台裏という感じで、どうやって番組が作られるのか、番組を作るために気にしていること、あるある大事典をはじめとする情報番組の捏造について、などなど。
特に捏造なのかヤラセなのか演出なのか、この辺りには多くの紙面が割かれています。
目新しくはない内容も多々ありますが、演出かどうかの線引きについては面白い。
テレビ業界のルールとなる規範に則って範囲内の演出を行っているようですが、見ている方はそれを演出と受け取らないかもしれないわけで。
例えば本の中にも例として取り上げていますが、旅番組などでフラっとお店に入るシーン。これは当然、気まぐれにではなく、事前にお店に了解を得て、話す内容もある程度決まっています。
一方で、「田舎に泊まろう」は突然行って留めさせてもらうという番組ですが、ガチなのか演出なのか見ている側にはわかりません。
先日も大家族番組での演出についてのニュースがありましたが、ドキュメンタリー番組、ニュース番組以外ではなんらかの演出があると思った方がいいかもしれません。
演出が行われる番組なのかそうでないのか、これは放送局側は決めているようですが、本を読むまで知りませんでした。視聴者にはわかりません。
演出が行われる番組なのかどうか、視聴者に知らせることが必要じゃないかと思いますが、そんな必要はないとテレビ局は思っているのでしょう。「おわりに」は”民放テレビ局は冬の時代に突入した。”と書き始める著者はそれでも業界に期待を持っています。
しかし、この本を読んだ後ではテレビ局も同じように考えているか疑問が残ります。
テレビ業界も変革の時期であることは間違いないようです。

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